息子、無事に小学校を卒業し、中学生になりました。
3年生から支援教室(いわゆる通級)を利用しつつ普通級を過ごした彼ですが、勉強はさておき(さておきたくないですが😿)最後にはなんとなくクラスの一員として過ごせるようになり、卒業することができました。
今、低学年で普通級、支援学級、支援教室を迷っている方に、安易にうちはこうだったから大丈夫だよ!というつもりはもちろんないですが、少しの気休めになれば、とうちの子はこんな6年間でした、というお話を。
1年生
とっても楽しみにしていた小学校。そんな小学校がとてつもなく苦痛なものだと知るのに時間はかかりませんでした。
まだひらがなが書けないのに(一応授業でもまだなのに)「校内探検をして質問を考えよう」と渡されたプリント
授業で頑張って書いたひらがな練習ノートにたっぷりと書かれた赤ペンのあと
ずっと座っているのが苦痛
ちょっと気分転換に教室外に出ることは許されず
仕方がないからトイレにこもってばかり
定型内におさまっていない子にとっては厳しいベテラン担任
困っていて助けが欲しくて、自分を見てほしくて大きい声を出しても助けてもらえず
そんなでずっといらいら、不安でさらに大きい声、暴言、ものにあたることも増え
結果授業を妨害するからと机ごと廊下に出され
クラスの子とも当然うまくいかない
他の人にいらいらをぶつけたくなく、別の教室で一人給食を食べることもたびたび
支援の先生がついてからも
学校を飛び出し(←相手を試している)
そんなことするから行きたい校外学習には行けず
大好きな支援の先生がほかの子につくとやきもちやいて暴れ
自分が何かしたらすぐ注意されるのに、自分がされた時には何もしてもらえず家で大泣き
親もしょっちゅう担任の先生から電話をもらって、だんだん担任とは馬が合わないことがわかり(←息子のために解決するための電話ではなく、親に電話しました、対処してますアピールばっかりだったので)電話無視→結果副校長先生からよく電話をもらうように。そんな1年生でした。
今の1年生でお困りの親御さん、安心しましたか?こんなはちゃめちゃで、学校一の問題児だったんです、うちの子。
2年生
体育会系の男性の先生
いいんですよ、字なんて書けなくたってパソコンがあります
いいんですよ、勉強できなくたって、息子君水泳得意じゃないですか
そんな先生のもとで、なんとか教室内にいられるように。それでもどうしても我慢できないときはクールダウンの時間をもらって、教室外で過ごさせてもらって、1年間、ただの一度も担任の先生からの電話をもらわず過ごすことができました。奇跡!
最後の面談で
授業中、もっと丁寧に見て関わってあげられたらよかった場面がたくさんあった
個別に見てあげられたらもっともっと色々なことができるようになると思う
そんな先生からの助言で翌年から支援教室を利用することを決めました
3年生
コロナでスタートの3年生。自宅学習なんて無理無理~
一言で言うならば支援教室の先生にとてもとても助けてもらった3年生でした。
息子の好きな工作時間を設けてくれて(後から知ったのだけど先生の私物で対応してくれていた)
支援教室以外の時間でも、息子が「つらい」「少しここで過ごさせてほしい」とお願いしたら受け入れてくれた
同時期保健室登校の子に、声をかけ、一緒に過ごしたり、時には2人(+支援教室の先生+校長先生!)で体育館で球技やらせてもらったり。(息子にそんな心地いい時間を過ごさせてくれたその子は、これがきっかけで教室復帰!)
担任の先生はまたちょっと馬が合わない先生だったものの、支援教室の先生のおかげで、少しづつ色々なところが回復していった息子
その先生が年度末異動になってしまったのは本当にショックでした
4-6年生
ようやく教室にいることが当たり前にできるようになり、
今小学校生活スタートだったらうまくいったかなぁ
なんてよく思ったものです。それもそのはず、中学校の就学相談を見据えて、間隔的にWISCを再度受けた4年生時に「軽度知的障害」の診断。親はあまりの読み書きのできなさ、勉強の苦手さに学習障害かな、と思ったらまさかの知的障害。色々なことが合致しました。
子供達とドライブに行って(本当に高速ぐるーっとだけして)、元来の適当な性格のおかげで少し落ち着き、悩んでも仕方ないし情報収集頑張ろう。WISCの結果が出て軽度知的障害の域でした。医師からは通級ではなく支援学級に、という域だと。少なくとも中学は普通級はしんどいであろう、と。
— たかし (@takashiturezure) August 27, 2021
ここから母の息子の特性についての情報収集がスタートしました。
この間も支援教室の先生は当たり外れがあったものの、当たりは本当に当たりで、親子で支えてもらい、担任の先生もなんとなく「息子に無理のないペースで」協力していただきました。
物を壊すことはまだ続いてはいたものの、徐々に学校行事の班長をやったり、運動会の応援団になってみたり、委員会活動めっちゃ頑張ったり(3年間同じ委員会で、担当先生からいつもほめてもらった)、少しづつ勉強以外で自分の活躍できる場所を見つけていった3年間でした
6年生最後にはついに放課後に友達と遊びに行くこともできて
そんな最後で締めくくることができました。おしまい。
さて、中学はどんな3年間になるかな。不安でいっぱい・・・( ̄▽ ̄;)
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