軽度知的障害の息子。
でも手帳はとれませんでした。
この先どういう道を進めばいいか。
さんざん考えて、今も考えています。
軽度知的障害に中学受験は無謀と思いつつも、地元公立中ではなく少人数で手厚く見てもらえる私立中にいかせたいとの思いでここまできました。
でもやっぱり厳しかった。
ルビ付きの支援級向け問題集からスタートして小3~小6を半年でやり切りました。
普通の子向けの小3問題集も何とか終え、小4問題集へ。
この小3と小4の壁が彼には厚かった。
まぁ、今小6の息子のIQを考えると知的には小3くらいなのだと思うので、小4の問題集が難しいのは当然といえば当然かもしれません。
本人もつらく、何より私が音を上げてしまいました。いわゆる中学受験勉強としては本当にゆるゆるで、塾に通っているご家庭と比べたら申し訳ないくらいの勉強量なんですが、私には限界でした。
このまま続けたら親子関係がだめになる
息子のいいところが何も見えなくなる
いえ、そんな甘いものではないですね。
家からいなくなってほしい
そんな最低なことを頭によぎるようになってしまって、もうやめよう、と。
もう私には見られない。
でも
勉強させないのはさせないで不安
なんですね。
勉強させないことが不安、というか本当に本当に彼の中学、今後の進路がどうなってしまうのかが不安でたまらないのです。
地元公立中は特に荒れているわけでもないし、むしろ割とできる子も多くいる学校。校長先生も私立に負けじと結果と環境を整えようと頑張っている方でした。
でもそれは求めていないのです、うちは。
学校説明会で、もうド直球で「合理的配慮について」「試験問題のルビふりについて」校長先生に直接聞いてきました。一応公立は義務です。でも
全教科対応は難しい
あっさりと断られました。トップがこれでは、きついだろう。今も発達障害の子もいて、薬の副作用で授業中寝てしまう子もいるようで、みんな受容している、とのこと。でもこれ逆に言うと「本人任せ、自己責任」ということなんですよね。
フリースクールがいいのかな、と思うものの息子は今まで私立中の学校見学に行った影響か、彼が中学に求めているものに
体育祭、文化祭でみんなと何かをしてみたい
というのがあるんですね。これ、フリースクールだと厳しそう。
あと、小学校がうまくいかなかったので中学で心機一転、友達作りも心機一転したい気持ちもあるみたいで、中学受験はしたい息子。でも勉強が伴わない。
中学受験という大きな山を目指して勉強はできないけど、
自分なりのペースで勉強して受けられる学校があるのなら受けたい
そんな甘々な考えのようです。
多分そんなでは受けられる学校はないだろうな、と思うので、受けられなかった場合はフリースクールを考えていいのか念押しし、本人了承。というわけで九分九厘撤退となりました。
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